胃潰瘍・十二指腸潰瘍
胃潰瘍
胃潰瘍は、胃の粘膜が胃液によって損なわれ、粘膜の下層組織が欠損する病気で、消化性潰瘍のひとつである。
| 原因 Cause |
肉体的、精神的ストレスが原因となり、ホルモン、自律神経が不調となって、粘膜が弱るか、胃液が強くなりすぎて起こると考えられている。幽門部、胃角部によくでき、高齢者は薬剤等の影響で胃の上部にできやすい。近年、ヘリコバクター・ピロリという細菌が潰瘍の原因と言われる。 |
|---|---|
| 症状 Symptoms |
腹痛・吐血、下血・胸やけ、げっぷ・嘔気・嘔吐・食思不振 |
| 治療 Treatment |
胃潰瘍そのものは、治療しなくても治ることがあるが、制酸剤や、ヘリコバクター等原因のある場合は、抗生物質等薬物治療をする。日常の食事療法、安静等も重要である。 |
十二指腸潰瘍
十二指腸潰瘍は、消化性潰瘍のひとつで、胃液が十二指腸の粘膜を消化して、その下層組織が欠損する病気である。
| 原因 Cause |
肉体的、精神的ストレスが原因となって、ホルモン、自律神経が異常となり、胃液が強くなったり、粘膜が弱くなって起こる。20代、30代の若い層に多く発症し、胃が活発で胃酸の多いタイプに多い。細菌が原因となることもある。 |
|---|---|
| 症状 Symptoms |
みぞおちの痛み・胸やけ・出血・嘔気・嘔吐・食思不振 |
| 治療 Treatment |
制酸剤等の薬物療法の他、日常での食事療法と安静を要する。ヘリコバクター等細菌が関与している場合は、抗生物質を使う。 |
胃・十二指腸潰瘍の食事療法
胃・十二指腸潰瘍は、胃・十二指腸の内側粘膜が炎症を起している。
食事のポイント
- ●ビタミンA、B、C、Uを摂取する
- ビタミンは胃粘膜を良好にし、キャベツ等のビタミンUは潰瘍から粘膜を保護する。
- ●香辛料、嗜好品をとらない
- 塩分、酒、タバコ等は胃液の分泌を促進してしまう。
- ●消化の良い食事にする
- 海草、きのこ等植物繊維の多いものは、消化が悪いので避ける。
- ●規則正しく食事をとる
- 空腹により粘膜が刺激を受けるので、三食きちんととる。
- ●絶食、流動食
- 痛み、吐き気のあるときは、絶食、流動食にする。


