食道の良性腫瘍・静脈瘤・裂孔ヘルニア
食道の良性腫瘍
食道の良性腫瘍は、がん、肉腫以外の腫瘍のことである。
| 原因 Cause |
上皮から発生する上皮性の中では、乳頭腫が多く、上皮以外では、平滑筋腫等があり、この発症が一番多い。上皮以外で、他には嚢腫、脂肪腫、血管腫等がある。 |
|---|---|
| 症状 Symptoms |
最初は自覚症状がなく、大きくなると飲み込みが困難になる。 |
| 治療 Treatment |
自覚症状が出るくらい大きくなったら、切除や腫瘍摘出をする。 |
食道静脈瘤
食道静脈瘤は、食道の静脈が、瘤状にふくらむ状態である。
| 原因 Cause |
主な原因は肝硬変である。肝臓に血液が流れにくくなり、血液の一部が食道の静脈に流れ込んで、その結果静脈が腫れる。 |
|---|---|
| 症状 Symptoms |
静脈瘤が破裂すると、以下の症状が出る。 吐血・下血・ショック状態・肝機能悪化 |
| 治療 Treatment |
血管造影の応用処置や、バルーン付胃管による圧迫等、内視鏡的な処置で止血や出血予防をする。手術をする場合もある。 |
食道裂孔ヘルニア
食道裂孔ヘルニアは、横隔膜にある食道裂孔がゆるみ、胃の一部が胸郭内に入り込んでしまうものを言う。
| 原因 Cause |
高齢者に多いため、横隔膜の筋肉の弛緩が原因と言われる。また肥満、妊娠等による腹腔内圧上昇が原因となる場合もある。 |
|---|---|
| 症状 Symptoms |
胸やけ・げっぷ・嘔吐・腹痛 食道下部の括約筋が働かず、胃の内容物が食道へ流れ込んで、流動性食道炎を合併する場合がある。 |
| 治療 Treatment |
自覚症状等がない場合は治療は不要だが、食道炎を合併した場合は、抗潰瘍剤や制酸剤等の薬物療法をする。手術をする場合もある。 |


